2022年1月5日水曜日

音楽が与える力

 音楽スタイルが近いからと言って、作る歌詞や楽曲の音楽性が似るとは限らない。 良い意味で違いが出るのはその人が生まれた時からの短いながらも経験した大きな出来事や故郷の環境に強く影響されることにあると思う。母子家庭で育ったこと。若くして病気と正面から向き合ったこと。そのような経験をした人だからこそ生み出される言葉1つ1つは、独自性に溢れている。それはバンドに移行する事で更に高められている。甘酸っぱいラブソングが世間に広く知れ渡ったことでそのイメージを持つ人もいるかもしれない。しかし、今まで彼女が世に出してきた楽曲を総合的に見たときに、幅広い世代の心に根強く残り、辛いことや悲しいことを抱える人たちの背中をそっと押すような感慨深い歌詞が大きいコンセプトとしてあると思う。


『叶えるために生まれてきたの』 

『正しいことばかり選べない』

といった "自分の心の中に宿る切実な想いを歌詞にしていた頃から


『守れる勇気を 

君の中に育ててゆくんだ』

『いま明日へと向かうの 

あなたにも来て欲しい』

といった"誰かのために"という強い想いの込められた歌詞へと彼女の歌は形を変えていった。まさにFROM ME TO YOU が形となっていると言える。

 YUIが活動を休止していてもファンが着実に増えている事実。10代始まったばかりのYUIファンも少なくない。それはYUIの作り上げた音楽がどの年代の若者にも通づる まっすぐな想いとして寄り添う存在感を持っているからである。


2017年7月18日火曜日

福岡 聖地巡り

1日目。天神駅をぶらぶらすることに。天神ってワードが聞こえるたびテンションが上がって大変だったw



田舎モンだから案の定、アタフタしてたw 方角も分からないし、地下街は人で溢れかえってるし、翻弄されて歩き続け、大したこともせずにホテルに帰った(笑)










YUIがストリートライブをしていた天神。もっとゆっくり撮影スポットを探す余裕が欲しかった。とりあえず天神と名がつくものを撮りまくったw

念願のブラックモンブラン♪風呂あがりに堪能した☆

2日目。朝っぱらから。博多駅→新宮中央駅→WEST新宮店→緑ケ浜公園→新宮浜→西鉄新宮駅のルート。

新宮中央駅


あんなに大通りに面してるとは思ってなかったw 凄い分かりやすかった♪



朝っぱらだったからもちろん開いてなくて中のサインを見ることは出来なかった。是非リベンジしに行きたい!

YUIが幼い頃から遊んでいた公園。

普通に地元の子どもが♪


実際にブランコに乗ってみた。この日はゲートボールのセッティングがされ始めていた。



西鉄新宮駅。自動販売機で飲み物を買った。帰りはこっちから。

特例を除いて、車は通れない雑木林をまっすぐ進んでいった。

Googleマップのストリートビューですら拝めなかった景色がついに目の前に。1回、足が止まってウルッと来たね(涙)

空と海の青さに息を呑む思いだった。水平線が綺麗☆

入り口のところに警備のおじさんがいて、一度喋りだすと止まらない人だったw 帰りにYUIの話をしたらもちろん知ってるよと言ってた。ああ。やっぱりここにYUIが。って改めて噛み締めて幸せな気持ちになった。

パノラマ撮影1

パノラマ撮影2

波の感じ。透明感。ただただ美しかった。ここまで灼熱のタイヨウに照らされて歩きまくった疲れが一気に吹き飛んだ♪


書くためにあるだろって思うようなところに大きな木の枝が置いてあって迷わず書いた♪



短い時間だったけどこれほど濃厚な時間は無いなと思った。ここ辺りから涙腺がね。。。






帰りはもちろんTOKYOをヘッドホンで聴きながら♪ もう涙腺崩壊だよね(泣)

FLOWER FLOWERが活動を再開させ、2ndシングル発売日も決定し、"あでゅらー"や"ふらばー"が盛り上がりを取り戻してきたこのタイミングで聖地巡りが出来てとても幸せな時間だった。でもまだ完全制覇は出来てないからまた行きたいと思う。

2016年7月15日金曜日

カップリング&タイアップ



カップリング曲にこそ、歌い手の本質が存在する。
その人の私生活が見えてくるような感覚。
タイアップ無しであればなおさらである。
YUIはインタビューで、SUMMER SONGについて語る際、タイアップの無い曲が久しぶりである事に関して、嬉しさを滲ませた。
曲を売りたい一心の人間からすれば、タイアップが無いことはマイナスと捉える人もこの世にはいる。
しかし、自分の育てあげた "息子" のような楽曲が「〇〇の挿入歌」という肩書きだけで印象づけられては心苦しさを覚えるシンガーソングライターもいる。
一番嫌なのは、「〇〇のCMのために曲を作って下さい。だいたいこんな感じで。」のような形で曲を作らされることだ。
そもそもこんな事は、アイドルなどのように自分たちで曲をつくることの少ない歌い手に関してはまだ良いが、シンガーソングライター相手にやっていいことではないと思う。
正しい方法はこうだ。シンガーソングライターがタイアップ目的ではなく、純粋にあるがままの音楽をつくっていく中で、依頼側はCMであれば、既に存在する曲の中からCMに合ったものを見つけ出し、「この楽曲をCMに使わせてくれませんか」という形である。

もちろん、この形をきちんととっている例もある。
映画「バケモノの子」の監督は、「Starting Over」を聴いて、歌詞と楽曲の両方とも映画の世界観を表現してると絶賛し、その上でMr.Childrenに依頼をして同曲が主題歌に決定した。

 タイアップと検索すると最初にこんな説明がある。
「音楽業界においては、レコード会社はアーティストの売り上げを上げるため、その曲の知名度を上げることを目的としてタイアップを使う。」
 月9「ラブソング」に登場したシェリルのように売れる売れないしか考えないアーティストに対しては構わないが、少なくとも私が好きなアーティストにそんな人はいない。(※シェリルは役柄としての話であって、演じたLeolaさんは素晴らしい新人アーティストである(笑))
「芸術性を求めるヨーロッパや北米などでは、タイアップは商業的だとされ、ネガティブイメージを伴う。そのためプロモーションはPVを中心として行われ、ミュージシャンはサウンドトラック以外のタイアップを嫌うケースが多い。」
 果たして日本の音楽に芸術性は必要ないのか…芸術性がそもそもないのか…そんなはずはない。

だが、実際のところ、J-POPのほとんどのアーティストが、タイアップ商法の元で曲をつくる機会に出くわす。映画「バケモノの子」の例のようなパターンなら何も問題ないが、そうでないパターンが多い。中には、寛大な心をもって、依頼側の要望を汲み取りながらも、自分の曲に対する思いをブレずに表現して曲を完成させる人もいる。だが、だれもがみんなそんな寛大な心で器用にできるものなのだろうか。こういう音楽を届けたいという思いがあるのに、どうして制限された中でやらなければいけないのか。そのせいで、プレッシャーを感じ、苦しむアーティストもいるということ。それを分かってほしい。分かった上で、改善してほしい。